保護犬はるか、ドッグランデビューへの道。 前編
立冬を過ぎ、過ごしやすい季節になりました。
うちの仔 53日目 ( 元 繁殖犬 推定5歳児 ) 。
引き取った時から慢性マラセチア外耳炎でした。
獣医さんが絶句したほどの酷さでしたが、週一で治療に通いとうとう「 ほぼ完治でしょう 」の診断結果をいただきました。
今後は自宅にて、週2,3度の頻度でお薬を内耳に滴らしてあげてくださいとのこと。
お耳はもう臭いませんし、掻かなくなりました。
良かったね、ストレスが減って新しい悪戯を始めるかな。
散歩は一日3回。
大きな音や大きな道沿いは苦手なので、なるべく遊歩道や一方通行の道を選んで散歩をしています。
楽しみを色々と見つけているようで、ネコ・鳩・スズメ・ヒヨドリなどを見つけると猛ダッシュします🐾
ごはんはアカナクラシック・レッド + フルーツザイム ( 酵素 ) + ツヤット( 乳酸菌サプリ ) 。
その甲斐あってか
10 / 8 32kg
10 / 22 31.58kg
10 / 29 31.28kg
11 / 11 30.74kg
マイナス1.26キロ ( 体重換算およそ4%) と、順調にお痩せになっています。
単純な数字のみの比較ですと、体重60キロの人間にとっておよそ2.4キロですからね、かなりの数字ですよね。
大型犬の5歳は、人間に換算すると40歳になります。
つまりはるちゃんは40年間敷地から出ることもなく、子どもを産むためだけに生き、小さなゲージで過ごしてきたのだろうと思います。
( 保護主さん曰く、ブリーダーの元では酷い扱いだったそうです )
想像を絶する途方もない長い長い時間。
普通のワンコにとってはなんでもないことでも、元繁殖犬にとってはハードルが高いことも沢山あるでしょう。
「 知らない人 」もその一つで、外の世界を何も知らなかった彼女には、とても怖い存在かもしれません。
住む場所が変わり、そばにいる人が変わり … そのうえ突然自分を触ろうとする人が現れたら、怖かったり疲れたりするのでしょう。
近隣での散歩で何度かお会いする奥様たちには少しづつ慣れ、尻尾を振って近づくようになりつつあります。
さて次の「 新しいこと 」は、ドッグランデビューです。
初めての場所はかなり慎重になります。
暗証番号で鍵を開け、そーっと入場。
沢山のワンコにくんくん・フガフガされますが、仁王立ちのまま無視 w
他の飼い主さんに近づくこともせず、わたくしのそばにつきます。
ゆっくりドッグランの中を散歩。10分で退場、何度か来ている公園内へお散歩。
2回目も同じパターン。
3回目で変化が訪れました。
知らない人は苦手なはるちゃんですが、慣れてきたようで知らない人に自分から近づき、ナデナデを要求しました。
父は泣きそうでございます … 。
4回目からは最も苦手だった男の人にも、ナデナデを要求するようになりました。
少しづつ自分で世界を広げている彼女。
わたくしに出来ることは、それを遠くから見守ったり、褒めてあげることです。
次の「 新しいこと 」は何かな?
後編へ続く。