愁雲な季節 season 2 病名が分かりました …
風が吹くと雪のように花びらが降ってきて、東京もとうとう葉桜となってきました。
桜と花火は儚いナー。
散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ
今から400年以上も前に、細川ガラシャ ( 明智光秀の三女 )が残した辞世の句。
美しいものというのは 強く 潔く そして儚い。
… 素晴らしい句ですね。
我が家の前は桜並木の遊歩道なので、わざわざ外出をしなくても桜を愛でる事ができます。
( 散った後の掃除は大変ですけどね )
他人との接触は避けたいので、今年は夜間撮影しました。
束の間の春の夕闇を楽しむ。
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愛娘は、2月19日に右前脚付け根のしこりを切除し、丸ごと病理検査に出しました。
2月29日の抜糸の際に告げられた病理検査の結果は、
以前の化膿性肉芽腫リンパ節炎を疑うではなく
腺癌のリンパ節転移、悪性腫瘍でした … 。
原発癌は別の場所にあり、転移したものだろうという説明でした。
全身麻酔 & 手術にも耐えたのに。。。
おっぱいの腫れもあるので、経過観察は注意深く行いましょう、という事になりました。
推定5歳児、元繁殖犬の保護犬として我が家にやってきて、まだ半年足らずなのに。
悔しさが滲みました。
3月11日。
おっぱいが更に腫れた気がするので、いつもの病院へ。
念のためレントゲン撮影をし、転移がないか確認。
レントゲンでの確認は気休め程度ですが、転移は見られませんでした。
この日からごはんにブロッコリースーパースプラウトをトッピングする事にしました。
体から余分なものを排出する力や、抗酸化力と関わりのある酵素の働きを高める成分である
スルフォラファンが豊富だからです。
また、解毒酵素をたくさん作りだすことで、肝機能の働きを高めてくれます。
3月19日。
先生の触診の結果、やはりおっぱい周辺が腫れてきていることが明らかなようなので
右側のおっぱい ( 5個 )を全て切除することになりました。
3月26日。
手術当日9:30に病院へ。
予定では16時に電話があり、お迎えの時間のお知らせがあるのですが
傷口がとても大きいので、今日は入院して欲しいとの電話がありました。
わたくし今日誕生日なんだけどな w
はるちゃんいないのかぁ … 。
ところが夜9時過ぎに病院から電話がありました ( 病院は夜7時までです ) 。
はるちゃんなんですが、ゲージから出せー出せーって激しくホリホリするんで …
あの、やっぱりお迎えに来ていただいてもいいですかねぇ?
( ̄▽ ̄)
分かりました、すぐに行きます。
クルマで5分くらいの病院なのでお迎えに行くと、残業で疲れ切った先生が奥からはるちゃんを連れてきました。
先生、眉毛ないよ w
帰りたい、帰りたい
はるちゃんの顔にははっきりとそう書いてあるようでした。
昨年の9月21日に我が家の仔になり、一日たりとも離れたことはありませんし
お留守番はマックス4時間というお姫様生活です。
聞けば傷口はおよそ40センチ、50針も縫ったそうです!
人間なら術後の痛みに到底耐えられない傷の大きさだそうです。
切除したおっぱいは全て病理検査に出しました。
駐車場まで自分の足で歩き、慎重に抱っこして帰宅しました。
今回は流石に痛むらしく、軽くごはんを食べて翌朝まで起きることなく眠り続けました。
翌日もほとんど動くことなく、一日中寝ていました。
4月6日。
待ちに待った抜糸です。
但し、傷口が大きいので、2回に分けて抜糸することになりました。
そして、病理検査の結果が出ました。
多中心性乳腺癌でした。 ( 涙 )
どうして ……… 。
原発癌がどこか判明し、それを切除できたこと ( 左半分のおっぱいは残っていますが )は前向きですが
今後再発・転移の可能性がないとはいえません。
とにかく免疫力を上げ、癌に負けない身体を作る …
今のところそれしかできることがありませんので、まずは院長先生から勧められた栄養補助食品を摂ってみることにしました。
大型犬の場合、1瓶で20日分です。
アカナクラシック + フルーツザイム + メガペットデイリー + ブロッコリースーパースプライトに
AHCC追加。
お財布死亡 w
保護犬を家族に迎えるということは、子犬を迎えるより一緒に暮らせる時間は短いかもしれません。
でもわたくしは一緒に過ごした時間の「 長さ 」ではなく「 深さ 」だと思っています。
毎日沢山話して、一緒に景色を見て季節を感じ、歩き
「 今日も大好きだよ 」
と何度も伝えることが大事だと思っています。
はるちゃんにはあとどれくらい時間が残されいるか、分かりません。
でも毎日笑顔で精一杯生きています。
父も笑顔でいないとね!