手繰り寄せた想いで。
今日は漢臭いブログですので、女子の方々はスルーしてください w
ヴァレンタインの日に、久しぶりに自分のモノをポチッとな。
愛用しているM-65フィールドジャケット。サイズは希少XS。
わたくしが所有しているのは3rdモデルと分類される時代のモノで、1981年度会計モノ。
コントラクトナンバー DBA102-81-8-285。
1965年から2008年までの長い間アメリカ軍に納品されていたこのジャケットは、
後のアパレル・ブランドにも多大な影響を与えたと思います。
今となっては軽く防水性や暴風性に優れたアウターはいくらでもあります。
ですがこのジャケットは衣料というより「 ギア・道具 」という言葉の方が相応しく
21世紀の今も尚、アウターとして「 最高にカッコイイ 」存在であり続けているのです。
( 諸説あります・個人の感想です w )
映画の中において、主人公たちのバックグラウンドや懐事情さえも表現してきた偉大な脇役。
「 タクシードライバー 」ロバートデニーロ ( ベトナム帰還兵 )
「 ランボー 」シルベスタースタローン ( ベトナム帰還兵 )
「 セルピコ 」アルパチーノ ( 麻薬課刑事 )
等々のイメージが強いM-65ですが
「 クレイマークレイマー 」 ダスティンホフマン ( 家庭を顧みない会社員 )
「 フラッシュダンス 」ジェニファービールズ ( ダンサーを目座している女の子 )
での着こなしも印象的でした。
劇中では薄着の俳優さんたちですが、如何せん元兵隊さんでもダンサーでもないわたくしにとってはは、真冬は寒いのも事実。
取り外し可能なライナー ( 中綿入りインナー ) の存在は知っていましたが、
グリーン系で程度良好なXSサイズはかなりレア … 。
で、長らく探していたXSサイズ・色・コンディション・価格 … どれも納得いくものを遂にヤフオクで発見っ!
出品者様と何度か質問のやりとりをし、落札。
届いた商品は、ぱっつんぱっつんの新品クオリティ❤️
コントラクトナンバー SPO100-04-D-0449
2004年度会計のデッドストックでした。
早速M-65に装着からの試着 …
ほー
へぇー
ふーん
笑笑 笑笑
暖かいぢゃん ww
そらーmont-bellの1000フィルパワーを誇るガチなダウンみたいな暖かさはないけど
ライナー装着でここまで暖かくなるのであれば、天晴でございます。
黒板五郎や鬼瓦権造が愛用していた「 ドカジャン 」よりは暖かいと断言できます。
映画の話題をもう少し続けます。
シリーズを追う毎につまらなくなる「 ランボー 」ですが、70年代米国の社会問題のひとつであるベトナム帰還兵を扱った1作目「 FIRST BLOOD ( 原題 ) 」はいい映画でした。
最初から最後まで機関銃などでぶっ放して人を殺めたりしているイメージの映画ですが
実は義性者は一人 ( しかも事故死 ) 。
街はひとつ破壊しますが w
劇中の小物関係やクルマにも注目してしまいます。
州警察が建てた仮設テントには、コールマンのガソリンランタンが設置されているのが分かります。
コールマンも軍に納品していた時期がありますからね。
民間に販売しているものよりも、タンクが大きい気がします。
こちらはランボーが盗んだGMCのM135トラック。
映画が公開されたのが1982年。この時点でこのトラックは既に30年落ちですが、米国ではまだ現役だったんですね。
ニッポンの自衛隊もGMCのKKCWを使っていたようですが、1978年に用途廃止になったようです。
吹き替え版ですがAmazonプライムで無料で観れます。
CGのない時代の映画は、やはり迫力がありますわ、奥様。
ドラマや映画を観ていて時代考証的に「 ん? 」と思うと途端に冷めてしまう悪い癖 ( 杉下右京風 ) 。
以前テレビで「 阿久悠物語 」だったか、「 ピンクレディ物語 」だったか、そんなドラマを観ていた時に
リハーサルシーンがありました。鍵盤の人の手元が映るのですが、YAMAHAのDX7を弾いていました。
DX7の発売は1983年、ピンクレディの解散は1980年 … 。
作り込みが甘いよ、 ( ̄∇ ̄)
… まぁいいや w
もう一本。
若かりし頃に観て感嘆を受けた映画のひとつ
「 PARIS TEXAS 」
1984年公開
監督 ヴィム・ベンダース
音楽 ライ・クーダー
考えさせられる余白のある映画が好きですが … 果てしなく暗く … やりきれないストーリーです。
ロード・ムービーの傑作だとは思いますけど w
ライ・クーダーのサントラ
ナスターシャ・キンスキーの儚い美しさ ( 公開時 23歳 )
そして劇中に登場する70年代後半のDADGE SPORTSMANベースのキャンピングカー にキュンキュンしました。
今、わたくしがフォードでもなくシボレーでもなく、DODGEラムバンに乗っている理由のひとつは、間違いなくこの作品の影響です。
一方こちらは1966年発表のマツダ ボンゴコーチ。
水冷4気筒800cc !
車内で麻雀してます www
「 クルマで遊ぶ・荷台に遊び道具を積む 」ことにまだまだだったニッポンの歴史。
この頃に比べれば我らポンニチも、カジュアルにクルマ文化を楽しむ人が増えたんだナー
と思います。
おわり